27日放送の『ゴゴスマ~GO GO!smile!~』(CBCテレビTBS系)と『Nスタ』(TBS系)が合体した特別編成番組で、同日行われた安倍晋三元首相の国葬を特集。放送中、菅義偉前首相の追悼の辞が途中で打ち切られ、ネット上で物議を醸した。

 友人代表として追悼の辞を述べた菅氏。亡くなった安倍元首相へ想いを語り、ふたりが北朝鮮問題に取り組むきっかけになったエピソードなどを披露。さらに2度目の自民党総裁選出馬の際、迷っていた安倍元首相を菅氏が銀座の焼き鳥屋に連れて行き、3時間かけて口説いたことが明かされた。

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 また、最後には安倍元首相の机に読みかけの岡義武著『山県有朋』があったこと、あるページにマーカーペンで線が引かれていたことを告白。それは、暗殺された初代総理大臣伊藤博文を偲んで山県有朋が詠んだ歌であったとのこと。菅氏は追悼の辞の中でその部分を読み上げ、「深い悲しみと寂しさを覚えます。総理、本当にありがとうございました。どうか安らかに、お休みください」と述べていた。

 国葬を特集していた他局がこの菅氏の弔辞を放送していた中、TBS特別編成番組では早々に放送を切り上げ。音声を消し、映像だけを流した状態でスタジオ出演者がコメントし、国葬が行われた日本武道館前のレポーターにカメラを切り替えるなどしていた。

 レポーターは「今回安倍氏の国葬が行われてますけれども、統一教会と国葬、このふたつの問題はですね、岸田政権の支持率を大きく下げています」「岸田政権とすれば、国葬が終わればふたつの懸案のうちのひとつが片付くわけです」などとコメント。また、「今回、国論を二分してまで国葬をやるべきだったのか、その議論からは逃れられません」としていた。

 また、その後も弔意を述べる菅氏を映しつつ、JNN世論調査で国葬反対が51%に達したことをテロップで伝えていた。

 この放送にネット上からは「せめて弔辞くらいはすべて流すべきでは?」「一番いいところで止めるってどうなの」「弔辞の途中で『国葬が懸念』はひどい」「出演者がベラベラ喋ってる音声流して最悪」といった批判の声が殺到していた。

 その後、番組では内容を大幅にカットした菅氏の弔辞の映像を「速報」として放送したが、ネットからは「カットしておいて速報もなにもない」「遅れて放送して『速報』の意味が分からない」という厳しい指摘が集まっていた。

安倍晋三元首相


(出典 news.nicovideo.jp)


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